世界最長の橋はどれか? というとき、全橋長順で言われることが多いようですね。
例えば、Wikipediaのここには橋が全長順に一覧になっていて、この場合でいう世界最長の橋はアメリカ・ルイジアナ州のポンチャートレイン湖に架かるポンチャートレイン湖コーズウェイ
かつてトヨタウィッシュ(旧モデル)のCMにも使われたとても全長の長い橋ですが、このポンチャートレイン湖コーズウェイのスパン(支間長)、つまり橋脚の間隔はたかだか45m程度。言いかえれば、45mの橋を数百個並べたものです。
湖上のど真ん中を道路で横断してしまうとは、これはこれでさすがアメリカンサイズの凄さを感じますが、湖の中に何百本も橋脚を立てておいて世界最長の橋だなんて・・・邪道もいいところです。
また、今年着工のカタールとバーレーンを結ぶ橋、the Qatar-Bahrain Friendship Causewayは完成すれば世界最長、全長40kmとなるらしく、カタールとバーレーンとの間の交通を容易にするという点で素晴らしい水上連絡道路だとは思いますが、これも上述のポンチャートレイン湖コーズウェイとおんなじ。これって “最長の橋” ・・・ですか?
水上道路や高架道路のある点からある点までを○○橋と名付けて、その長さが世界最長なら「世界最長の橋」になる・・・のかどうかはわかりませんが、こんなのはなんだか言ったもん勝ちみたいでイヤだな。。

橋の長さは、どれだけ長い距離を地に着かずに文字通り「橋渡し」しているか、つまりどれだけスパンが長いかで語られるべきだと思うのは僕だけでしょうか^^;

明石海峡大橋, 神戸淡路鳴門自動車道 淡路SAにて

世界最長支間を誇る世界最長の吊り橋 明石海峡大橋, PENTAX K20D + FA 43mm F1.9 Limited

写真は、神戸淡路鳴門自動車道の淡路SAから望む明石海峡大橋。
さすがにこれだけ長大だと、海上の靄が邪魔をしてくっきりと姿を見せてくれません。

本四高速のまとめた長大橋ランキングにあるように、世界中の最大支間長(最大スパン)が長大な橋はそのほとんどが吊り橋。
その中で、中央支間長1,991m、世界最大の支間長を誇るのが本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋です。
(設計上のセンタースパンは1,990m。阪神・淡路大震災で1m伸びたそうです。)
世界最長の橋が全橋長で語られることが多いため、遠慮がちに「世界最長支間を誇る世界最長の吊り橋」などと書きましたが、世界で最も長い距離を(地に着かずに)橋渡ししている橋、つまり本当の意味で世界一長い橋はこの明石海峡大橋。

“世界最長” だと短スパンの橋をこれでもかと並べ立てた “世界一邪道な橋” が混じり込んでくるので、あえて世界ー長大な橋、あるいは世界最大の橋と言いましょう。ニュアンスの問題ですけれどね^^;

ということで、日本人なら迷わず
 「世界最大の橋は明石海峡大橋!」
と答えたいところですね。


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